熊本に古くから伝わる伝統工芸品をご紹介します。
肥後象がん
地金に塗料等を使わず錆色だけで深い黒色に仕上げ、金銀の厚み、縦・横・斜めの4方向から切る布目の切り方、肥後独自に受け継がれる文様などにより「重厚感」や「上品な美しさ」を表現しています。
おばけの金太
黒い帽子に赤い顔、どんぐり目のおばけの金太。
ひもを引くとどんぐり目玉がひっくり返り、あっかんベーをするからくり人形です。
肥後てまり
芯にヘチマを使い、フランス刺繍の糸で模様を施したまりです。
「あんたがたどこさ」の唄を生んだのは、この肥後てまりだそうです。
きじ馬
主に人吉地方で作られています。
キリ、ダラ、フジ、カシワなどを材料とし、形に応じて胴体を作り、黄・緑・赤の顔料を用い仕上げられています。
花手箱
モミ、ヒノキ、スギなどの板で作った箱で、白で地塗りした後、赤と緑で椿の花を描いてあります。
木葉猿
型を使わず指先だけで粘土をひねって作ってあり、素焼きの荒いタッチととぼけた表情が特徴の玩具です。
悪病・災難除け、子孫繁栄などのお守りとして用いられています。
来民うちわ
山鹿市来民で作られたうちわ。
真竹を小割りした骨に和紙を貼り、柿渋を塗って優雅な色と強度を増してあるうちわです。
まとめ
今回は熊本の伝統工芸品を7つご紹介しました。いかがだったでしょうか?
熊本伝統工芸館は熊本城のすぐ近くにありますので興味をもたれましたらぜひ覗いてみてください。